『天山の自然を守る会』特別企画『ヤマトキソウを探せ』
曇天、ガスの濃い天山に、守る会の精鋭4人が集合。
ガスの中のナナカマドの若葉に目を潤し、
ヤマクワの実を口にしながら登り始める。
山頂周辺でヤマトキソウ捜し。
天山にヤマトキソウがあることは、既に何人も確認している。
昨年、自分でも確認したが、
人から聞いた分はなかなか確認できない。
そこで、どの辺にどれくらいあるのかを確認しようと言うのが今回の企画。
それぞれが持っている情報を元に虱潰しに探すが・・・。
山頂東北部でやっと6株を見つける。
小さな株は、葉はミヤコザサの葉との区別が困難で、
花もトキ色が薄い白で、小さく目立たない。
一度見つけた株でさえ、改めて探すとすぐには見つからない。
ガスに濡れたそのトキ色を帯びた白い花は
しゃがんでカメラのレンズ越しにのぞくと
実に清楚で上品な優しさがある。
帰路、カキランの株を確認していて、
なんとそこで2株のヤマトキソウを確認。
その場所で、往路に同じカキランを確認した時は
気がつかなかったヤマトキソウである。
ミヤコザサが生い茂る天山ではヤマトキソウの確認は
容易でないことを実感し、
まだ他にも点在しているだろう事も、想像に難くない。
天山を下山後、他の湿原二箇所でもヤマトキソウを観察した。
天山のヤマトキソウは、ある種特殊な環境下で
ぎりぎりの微妙なところでかろうじて閑散に点在しているのだろう。
愛用のオリンパスの修理が出来てきた。
Sさんの紹介で参加させてもらった、終いイチゴの収穫の様子や、
佐賀平野の麦秋の様子など、久々にレンズ越しに眺めた風景、・・・。
蛍の光を映そうと、マニュアル撮影の設定を色々いじっていて、
迂闊にも、昼間に写した画像を全て消去してしまった。
例年、蛍は大方麦刈りが終わる頃見に行くのだが、
『もう飛んでいるよ』との情報に、久々の小城市のH川。
かつて見た位置よりもずっと下の方での観蛍となる。
川幅の狭い上流での撮影に比べて、蛍との距離が大きく、
車の往来や、民家の灯りなども多く、
なかなか思うような画像が得られない。
イチゴ狩りや、麦秋の多くの画像を犠牲にした、
数少ない、何とか蛍の飛翔らしい画像 3枚
4/29(日) 田んぼの観察会の後
二台の車に乗り合わせて背振山へ
登山者も訪れることの少ない登山口より30分弱
登山道より脇道に入りチョッとだけヤブコギをして
まったはんの秘密基地『山葵谷』へ入る
ここは、急峻な谷が 三、四十年に崩壊して出来た
谷の中の、モミジの大木が生えた、ちょっとした平地
もうそろそろ午後1時近い
取り敢えずレジャーシートを広げ まずは 食事の準備
かまどを作る場所を探し
石を積み重ねて 即席のかまどを二式
子供達が 薪を集める
一つのかまどは飯盒飯
三つの飯盒で 筍ご飯、シジミご飯、雑穀ご飯の
三種類のご飯をを炊く
もう一つのかまどでは 豚汁
まったはんの細君が下ごしらえをした具材を炊き込む
その間 イチゴとトマトを谷川の水で冷やしておく
ご飯はそれぞれ多少焦げたり
水の按配が多かったりはするが
山の水で炊いたご飯は文句なしにうまい
豚汁も絶品の出来である
豚汁は初めて作ったと言ったら 参加者は信じるだろうか・・・
食後に子供達が取ってきた
クマザサの葉で 笹茶を披露
キャンプインストラクター河崎さんからは
チョコレートフォンディューを・・・
山葵谷は ワサビの他
サワギヨウ、チャルメルソウ、コガネネコノメソウ、ヨゴレネコノメ、
ラショウモンカズラ、マルバコンロンソウ、フモトスミレ、エイザンスミレ
ヤマルリソウ、ヤマエンゴサク、ニリンソウ等、等
私の草花好きの友人と一緒だったら
もう 一歩も動けなくなってしまう状態だ
山中の谷の午後は早い
なんとなく空気が冷たくなってくるのを感じると
午後四時である
山を降りるときは何時も名残惜しい・・・
(まったはんご愛用のオリンパスが故障入院中につき、思うような画像が取れませんでした。
今回提供画像は1枚のみです。)
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昨日(4/29(日))は上々の天気に恵まれ、 |