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まったはん
年齢:
69
性別:
男性
誕生日:
1954/12/11
職業:
会社員
趣味:
山歩き、自然観察
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晩秋の里山体験 炭焼き

AP1017145.JPG11月29日(日)藤山さん企画の自前の里山体験である。 新型インフルエンザの影響等で、里山体験のイベントはイベントの体をなさず、藤山さんと私に三矢さんの三人で、天気を心配しながら炭焼き体験を行った。
人数も集まらないし、以前から計画していた、移動式の『どこでも炭焼き器』の試作機が完成していたので、今回は三人で試作機の評価試験の意味合いでの炭焼きを行った。
『どこでも炭焼き器』は文字通りどこでも手軽に炭焼きが出来るのApict6561.jpgが最大の売りで、用途は、かなり広い範囲で考えている。
 まず挙げられるのが、竹林での竹炭用の炭焼きだ。あちこちの山で孟宗竹の侵入と、竹林の荒廃が問題となっている。『どこでも炭焼き器』で、竹炭を作って竹林の整備を行おうと言うのが狙いである。
 次は、間伐材の炭焼きだ。戦後に植林された杉、檜林は間伐が不十分でこれも荒廃が進んで行る。
Apict6582.jpgそして、間伐が行われたにしろ、その材は大方がその場に放置されている。これを『どこでも炭焼き器』で炭にしてしまえば、1/5~1/10の重量になり運び出しも簡単にできる。
 もう一つは、個人の家の周辺の樹木の整備剪定後の端材、残材からの炭作りだ。これらは従来は庭先で燃やしていたが、最近は色々とうるさく、焼却AP1017147.JPG場へ持ち込んで金と燃料を使って燃やしている。『どこでも炭焼き器』を使い、端材やや残材で炭にすればその炭はなんにでも使える。
 さらに、『どこでも炭焼き器』で、イベント会場での炭焼きである。松ぼっくりや、いろんな木の実などを集めて『花炭』作りはイベント参加者に炭焼きの楽しさを実感してもらえると確信している。CO2削減、地球温暖化防止等のイベントでは炭生成の理論と利用方法等をその場で体験できる画期的な装置となりうると思う。
AP1017149.JPG 
 
今回の試作機は
200リッタークラスで一人で一輪車に載せて持ち運びが可能な事を条件として設計したが、この点においては合格である。外観的にも悪くはない。
炭焼きの材となる竹は、以前切り倒していたものを集めて詰た。藤山さんのお父さんがいなくて道具類の所在が分からず、時間的な制約もあり、孟宗竹を丸のまま割らずに使用しAP1017150.JPGた。
 
火を全体に回し、内部の温度が上がって煙突からもくもく煙が出てくるまで団扇を使って焚口からガンガンと燃やし、後は焚口を占めて、燃焼と窯内部の温度を維持する分の酸素を供給する様に開口部の面積を適宜調整する。火を全体にまわして温度を上げ、窯内部の温度を均一に保つことが出来ればあとは材の中のHが全てH2Oとして水蒸気となって出て行けば出来上がりなのだがその塩梅が難しい。
 
窯の下に、ポタポタと落ちるしずくは竹酢液だ。普通は煙突から出るAP1017174.JPG煙を使ってとるんだけど、窯の隙間からも出てきたようだ。
 暗くなる前に窯出しを終了したかったので、なかなかそのタイミングが難しかったが、結果的に窯の内部の温度を均一に保つことが出来なかったようで、焚口付近は燃え尽きてしまい、逆に左右の両端は焼け残り、うまく全体を均一に炭にすることはできなかった。
 問題はいかにして窯全体の温度を均一にして全体の炭化を計るかと言う事である。鉄板1枚の外皮なので、外AP1017181.JPG周部の温度がどうしても逃げてしまうようである。十分な厚みの土壁等で覆ってじっくりと時間をかけて内部温度を安定させればいいのだろうが、『どこでも』の理念からすると反する課題である。

火加減や火のまわり、入れる竹の量や大きさなどなど、作業方法だけでは解決は困難と思われる。
 炭焼きの通念として、2割は灰になってもしょうがないと言う事を聞いた事があるがが、この際3割を灰にする前提AP1017186.JPGで、窯を2重構造にして、2重窯の内側を炭化窯とし、外側を燃焼窯として意図的に、外窯で可燃材を燃やして、内窯内を酸欠高温状態にすればかなりいい線行けると思うので、少し検討したい。この2重窯法は、短時間炭焼きを可能にするという利点もあげられる。但し制作コストが2倍近くかかると言うデメリットが付いてくる。
 まったはんの『どこでも炭焼き器』を応援してくれる人協力を頼みま~す。


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