晩秋の里山体験 炭焼き |
参加者25名 内自然観察指導員3名、子供1名 (天山の自然を守る会との共催)
9月23日水曜日秋分の日 8:30 天候がすぐれない中、小城公園北の駐車場に20名が集合。 ①天山神社上宮下駐車場より雨山経由天山山頂 と ②七曲り(石体越)登山口より縦走路を歩いて天山山頂 の組に分かれて出発。 天山の自然を守る会の事務局長溝口さんが体力的に①のコースを希望された為、②のコースを私が担当。 出発時点で、雨が明けきらないため多くは雨具をまとっての山歩きとなる。 登山道に入る前、遠くを見渡せる場所で、雨の日ならでは水墨画のような遠近感を持つ 霧の中に見える山々の重なりを紹介し、雨の日の山歩きの魅力について少しおしゃべり。 登山口の取り付き部でミズヒキやキンミズヒキ他かなりの種類の草花を紹介しながらゆっくりと歩みを進める。 途中山道に落ちたヤマボウシの実を見つけるが、口に入れるには今一で、 大きなヤマボウシの樹のあるいつもの休憩場所で、いくつか赤い実をサンプリング。 あの独特なミルクのような甘みを味わってもらい、これをリキュールにつけておくと真っ赤な色のヤマボウシ酒が出来ることなどを紹介。 縦走路も、最後の上りになってくるころから又草花の数が増えてきて、 それまでまとまっていた列が急にバラけてしまう。 ホソバノシュロソウ や サイヨウシャジン、マツムシソウ、キュウシュウコゴメグサ が終盤に差し掛かっており、ツルリンドウ、タンナトリカブト、センブリ や リンドウ、ウメバチソウ、 へと移ってきている。 |
結局天候は優れないまま、それぞれ来た道に分かれて下山となった。
往路、帰路ともに雨交じりの曇り空の下、時に霧が晴れ、
佐賀平野や、遠く唐津の海がちらりと垣間見れたりと、
少雨の日ならではの面白みのある山歩きが楽しめた一日であった。